スマートボールの「謎」

 みなさんこんにちは。ヤニカス太郎です。

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 今日も今日とて、Kindleで「パチンコでもなくパチスロでもない遊技機」を出版するために色々調べてました。

 今回は調べるなかでブチ当たった「謎」について手短に書きます。

 

 その謎とは、ズバリ

長野県のスマートボールの遊技機台数について

です。

 これだけだと何のことか分からないと思うので、説明します。

 警察庁は毎年、パチンコやパチスロなどの「遊技機」のうち、景品との交換を行う通称「4号営業」を行う店舗に設置されている台数をカウントして発表しています。とりあえず、いあわゆるゲームセンターに設置されているものは、ここに計上されていないということだけ覚えておいてください。

* みなさんもゲームセンターでメダルを投入して遊ぶゲームをやったことが一度が二度くらいはあると思うのですが、あれを100枚とか1000枚集めても何とも交換できないのは、「風俗営業法」と呼ばれる法律で禁止されているからです。ところがゲームセンターではない、「4号営業」を行っている店舗はいろいろとゲームセンターよりも厳しく規制(時間帯に関わらず18歳未満の入場禁止など)を受けている代わりに、出玉(メダルの場合もある)を景品と交換することが可能になっています。

 

gamble777.hatenablog.jp

 

 この過去記事に書いたように、現在スマートボールは製造されておらず、台数が減ることはあっても増えることはないはずなのです。これを踏まえた上で、1993年から2018年までの、長野県のスマートボールの台数を載せるので、ご覧ください。(参考:警察庁発表資料)

1993年:12台

1994年:0台

1995年:0台

1996年:0台

1997年:0台

1998年:0台

1999年:12台

2000年:12台

2001年:12台

2002年:12台

2004年:12台

2005年:0台

2008年:0台

2009年:0台

2010年:0台

2011年:0台

2012年:0台

2013年:0台

2014年:34台

以下、現在まで34台を維持

となっています。 繰り返しになりますが、現在の風俗営業法や公安委員会の規則、メーカーが製造していないという状況からいって、

減ることはあっても増えることはありえません。

ましてや、1993年から2013年の20年間に渡って上限が12台だったのが、2014年にいきなり34台に増えているのは不可解極まりないことです。

唯一考えられそうなことは、年によって

1店舗ないし2店舗くらいカウントから漏れていた

ぐらいですかね。警察が遊技機の台数を数えているのは、煎じ詰めればパチンコやパチスロの射幸性を管理するためであって、温泉街にある昔ながらのスマートボール屋を把握するためではないのですから、多少は適当になるのも仕方ないのかな、と思います。

 もしこの謎について何か知っている方がいたら、お願いですから教えてください。